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【MITSUBAKOBO 制作現場インタビュー】Vol.2

お花のある生活 2025.03.13

福岡市のドライフラワー専門店MITSUBAKOBOさんにて、実際に商品の製作に携わっている方々にインタビューさせていただきました!Vol.2です。

MITSUBAKOBOさんは、障がいをお持ちの方の働き方をサポートする「就労継続支援B型」事業所の「みつば工房」さん併設のドライフラワー専門店です。

お花を使った商品づくりは、実際に事業所を利用されている障がいをお持ちの方が行っています。
今回のインタビューでは、実際に商品を制作してくれている「みつば工房」の利用者さんお二人にお話をお聞きしました!


お花を使った作品には、つくる人から花を愛でる人への想いが込められています。 medeluを通して、MITSUBAKOBOさんの商品を手に取ってくださる皆さんへの感謝の気持ちをお伝えできれば幸いです。

Tさん(制作に携わったランタンを持って撮影)

今回は、2024年9月からみつば工房さんを利用されているTさんにインタビューさせていただきました。利用期間は1年未満ですが、手先の器用さを活かして、商品製作をメインに関わってくださっている利用者さんです。

Tさん:こんな機会初めてです。私で良いんですか?
岩辺さん:是非お願いしたいと思います。今回は、Tさん自身の障がいのことについても聞いたりする場面が出てきますが、大丈夫ですか?もちろんTさんの話せる範囲で大丈夫です。無理して話す必要はないですよ。
Tさん:はい、全然大丈夫です。これをきっかけに、MITSUBAKOBOのこととか、お客様への感謝とか、いろいろ伝えられたらいいなと思います。とっても嬉しいです。楽しみ。


安心して働くために

私はPTSDと発達障害があります。特性上、つらかった出来事をふとしたきっかけで思い出して調子を崩してしまったり、周囲の音に敏感になって、注意力が落ちてしまったりします。

通院してお薬を飲んだり、公共機関で通勤することで人と慣れていく努力をしてみたり、仕事中は耳栓を使って、周囲の音を気にならないようにして工夫をしながら日々お仕事に向き合っています。
ここではスタッフさんたちにもサポートをしてもらえるので、安心して働くことができています。

みつば工房では、ドライフラワーを使った商品を沢山販売しています。 最近だと、私は今回販売するミモザのランタン作成に携わりました。ミモザは初めて触ったんですが、とってもふわふわで(笑)。黄色くて可愛かったです。

他には、福岡フラワーショーで販売するキーホルダーを作ったりもして、それも楽しかったです。バレンタインが近いから、バレンタイン風の色合いにしてみたり、スタッフさんと話しながら楽しくデザインできました。

(お花を使ったキーホルダー。同型のものを福岡フラワーショーにて販売予定とのこと)

私は、いつかは自分のハンドメイド作品を販売してみたいと思っていて、そのためにはまずはお仕事の経験を積みたいな、ということでみつば工房を利用しています。

利用のきっかけ

みつば工房に通う前は、人と関わること自体に怖さがあって、家に引きこもっていたんですよ。みつば工房に通い始めてからは、スタッフさんが優しく支援して下さって、ほぼ毎日、週5日の利用ができるようになりました。

あとは、人と話すことが得意ではなかったり、雑談も苦手だったんですけど、今ではお昼休憩中に楽しく話したり、他の利用者さんともコミュニケーションを取ることができるようになりました。

お花と、人とかかわること

お花と触れ合うことが、自分の癒しになっています。また、お仕事で自分が作ったものがお客様のもとに届くと、お客様と繋がれたような感覚があります。

やりがいも大きいですね。販売会で接客をしたときは、すごく緊張したんですけど、自分が勧めた商品をお客様が買ってくださったときは嬉しかったです。
そのお客様の生活の一部になったというか、寄り添うことができたというか。そんな嬉しい気持ちになりました。

未来の目標

いつかは、自分が作ったハンドメイド商品を販売してみたいと思っています。みつば工房でお仕事を始めてから、自宅でも自作のジェルキャンドルをつくってみたりしたんですよ。
(キャンドルの)中に桜とか、キンモクセイの花びらを入れたり。氷をイメージして形をつくってみたりして。
みつば工房のお仕事を通して、自分の目標とか趣味が明確になった感じがします。

medeluユーザーの皆さんへ

メデルさんを通して、みつば工房の商品を見てくれたり購入してくれたりと、私たちのことを応援して下さってありがとうございます。
ほっとしたいときや自分の心を癒したいとき、また、いつも頑張っている自分に、お花をプレゼントしてみてはいかがですか。
お花を通して、皆さんの毎日が楽しくなればいいなと、そう思います。


インタビューにご協力いただいたTさん、岩辺さん、ありがとうございました。 お花に対する温かな想いと、つくる人が作品に込める感謝を感じられるインタビューとなりました。
medeluを通してMITSUBAKOBOさんの作品を手に取ってくださる皆さんへ、実際に制作してくださっている利用者さんの想いをお伝えできていれば幸いです。

MITSUBAKOBOさんとmedeluのコラボレーション企画では、ドライフラワーブーケに加え、ボタニカルキャンドルやリース、フラワーボックスなど季節のお花を使った作品を販売しています。

3月も旬のお花のミモザなどを使ったリースとボタニカルキャンドルを販売します!
よろしければWebページにて、お花のある生活のイメージがふくらむ写真をご覧ください♪
bouquet – medelu(メデル)

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