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同じ花?同じようで違う花の魅力
お花のはなし 2023.07.05同じような見た目のお花でも、栽培された産地や花の色、咲き方、種類などが数多くあります。
現在、日本で生産されている花は約4万品種にもなり、さらに毎年2000~3000の新しい品種も加わり、その数は世界一と言われています。
花の種類は奥が深いので、一つ深い視点でお花を愛でる楽しみを感じていただけたら嬉しいです。
一輪咲とスプレー咲き
一本の茎にひとつの花をつける一輪咲きと、枝分かれしてその先にたくさんの小花をつけるスプレー咲きがあります。
咲き方
咲き方も花の種類によってさまざまあります。
今回はガーベラの咲き方をご紹介します。
一番スタンダードな咲き方です。品種によって色合いなどが変わります。
ウェーブがかったカールしている花びらが特徴のパスタ咲き。
密集した細かい花びらが特徴の八重咲。存在感のある一輪。
花びらがとがっているのが特徴のスパイダー咲き。
花の品種
同じカーネーションでも色合いや雰囲気が変わります。
クリーム色でボリュームのあるフリルが可愛らしい 「パックス」 。
淡いオレンジ系から徐々にクリーム色がかっている「セッション」。
ふんわり可愛らしいニュアンスピンクカラーの「 レージェマロン 」。
生産地
日本特有の四季がある分、季節によって花を仕入れる生産地も変わっていきます。
夏は涼しい地方で育ったお花
山形県山形おきたま本店さんのアルストロメリア「ミルクティ」。
おきたま地方は、時期によって昼夜温の寒暖差が大きい気候に恩恵を受け、花の色が鮮やかな、日持ちが良いアルストロメリアの栽培をされています。
冬は暖かな地方で育ったお花
熊本県熊本県経済連JA波野村 工藤 勝大さんの ラナンキュラス「モロッコラムリア」。
熊本県は、多彩な気象条件を活かした多様な生産が行われています。
知れば知るほど魅力がたくさんの花たち。
同じ花でも咲き方や種類が違うだけでも、飾った後の見え方が変わってきますね。
同じようでも少し違う、いろいろなお花との出会いをお楽しみいただけたら嬉しいです。
花言葉についてはこちらの記事でご紹介してます。