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白や黄色の小さい花をたくさん咲かせるマトリカリアはユーラシア大陸原産のお花で、その土地柄から少し乾燥した気候を好みます。

貿易が盛んになった明治時代に日本に伝わり、夏に小菊に似た白い花をつけることにちなみ「ナツシロギク（夏白菊）」と名付けられました。

ヨーロッパでは古くからハーブとして栽培されており、脳の血管収縮を抑制することで偏頭痛を予防・緩和する効能があると言われています。

また、解熱効果に優れていることから英語圏の国々では『Feverfew「フィーバーフュー（熱を冷ます）」と呼ばれています。

白くかわいく、そして主張の強くない姿はかすみ草と並んでメインのお花を引き立ててくれる代表的なお花です。

小さなお花が様々な方向に向いている姿が喜んでいるように見えることからその花言葉は「集う喜び」といいます。

また、見ただけで気持ちを明るくさせるため、「楽しむ」という花言葉も持ちます。

花瓶に生ける前に湯揚げを行いましょう。

湯揚げとは花瓶に生ける前に茎をお湯につける方法です。

お湯は茎の導管内の空気を膨張させ、導管の水の通りをよくしてくれます。

お湯の後に水につけることで水圧が上がり、一気に水を吸い上げてくれます。

1. 湯揚げの方法は花と茎をなるべくきっちりとすき間なく紙で包みます。
2. ここのまま茎先1～2cmほどを、80℃以上のお湯に10～20秒ほど浸します。湯気がお花の茎以外につかないように注意してください。
3. すぐにたっぷりの水につけます。できれば1時間ほど茎を水につけたままにしておくと、さらに水がよく上がります。