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【制作の裏側】MITSUBAKOBO スタッフインタビューVol.1
お花のある生活 2024.11.13今回MITSUBAKOBOさんのことをもっと知ってもらいたいというmedeluの想いにお応えいただき、ドライフラワー部門と福祉部門を両方されているMITSUBAKOBOの岩辺さんにお話しをお伺いしました。
MITSUBAKOBOとの出会い
私自身沖縄県出身で、地元の福祉・心理学系の大学に通っている中、たまたまインスタグラムでMITSUBAKOBOの存在を知りました。
昔からお花が好きで、学生時代は友達と一緒にドライフラワーのキャンドルやサシェを作っていたこともあり、「ここで仕事してみたい!」と直感で問い合わせをしました。
当時福祉・心理学の勉強をしたものの、お花屋さんになりたいという夢も捨てきれず葛藤しているときに、MITSUBAKOBOに出会うことが出来ました。まさか自分の夢を同時にかなえられる場所があるなんて、とすごく嬉しかったのを覚えています。
福祉の現場から
「MITSUBAKOBO」は、就労継続支援B型「みつば工房」が運営するドライフラワー専門店です。
就労継続支援って何?と思う方も多いと思いますが、障がいや難病の為に一般就労が困難な方を対象とした障がい福祉サービスのことです。
ここに通っている「利用者さん」達が作ったモノが、MITSUBAKOBOに並び、購入された商品の売り上げがそのまま作業工賃になる仕組みです。
利用者さんたちは、日々お花に癒されながらモノづくりを楽しまれています。時には自分の障がいと向き合い苦しむこともありますが、作業にやりがいを感じ、モチベーションにしながら働いてくださっています。自分の作品がお客様の手に渡った時、皆さんはとても嬉しそうにしています。
何度も「これ私の作った作品なんです」と教えてくれる方もいらっしゃいます。そんな皆さんの喜ぶ姿を見るたびに、お花から得られるパワーの凄さを実感しています。
私たちが利用者さんのお話を聞いたり、丁寧に作業の説明をしたりする時間よりも、お客様と触れ合う時間やお客様のことを考えながら作業に取り組む時間が1番良い表情をしているなと感じます。
利用者さんの中に、「お花に触れ合い愛でることで、自分自身の心の回復になりました」と話してくれる方がいました。その方はステップアップのために退所されましたが、こういった言葉を聞くことがなにより好きな瞬間かな、と思っています。
お正月飾りのこだわりポイント
毎年テーマカラーを決めていて、今回は「赤と紫」になっています。しめ縄は、オーソドックスな井草を使いつつもカラーの入ったものを選びました。多種多様な現在の世の中をイメージし、遊び心を持たせた作品です。
MITSUBAKOBOらしい可愛らしさも取り入れつつ、様々な年代のお客様に楽しんでいただけるようなデザインに仕上げています。
自分のために、花を愛でるということ
日々の生活の中で、仕事で息詰まることとや無性に苛々すること、苦しくて憂鬱なことって必ずあると思います。私自身も支援の中でなかなか消化できない出来事があったり、しんどいなーって時があります。最近はそんなことがあると、ふらっと近くのお花屋さんに行って「自分の為に」お花を買って帰っています。その時の気分に合わせて選んだり、初めて見るお花にトライしてみたり。
MITSUBAKOBOで働く前まで、自分の中での「お花」って誰かにプレゼントするためのものだったんですが、ここで働くようになってから、お花って自分のために買ってもいいんだって発見をしました。自宅にお花があると、なんだか嬉しい・明るい気持ちになります。
お花を買いに行く気力もないときは、店舗のドライたちを眺めてから帰宅しています(笑)
皆さんも生活の中にお花を取り入れながら、毎日を少しでも過ごしやすく、楽しく、していけたら良いですね。
花の与えてくれる力や、MITSUBAKOBOさんのことをさらに知ることができる、嬉しいインタビューとなりました。
今年のお正月アイテムもぜひご覧いただけると嬉しいです!
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