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色々な人達の想いをつなげる、日本初のドライフラワー専門店「MITSUBAKOBO」
お花をもっと楽しむアイテム 2022.07.25今回は福岡県福岡市にある、オープンしてから一年ほどのおしゃれなドライフラワー専門店MITSUBAKOBOさんにお伺いしてきました。
天井から降ってくるような色鮮やかな美しいドライフラワーが素敵な店内。季節の草花を使ったオリジナルのキャンドルやサシェなどの雑貨類も取り扱っています。
創業からたった1年で一流の花屋へ
お花屋を開店する場合、通常であれば10年ほど他の花屋で修行するのが一般的ですが、MITSUBAKOBO創業者の今奈良社長は開店まで花屋の経験や知識はなかったそうです。
ではなぜMITSUBAKOBOさんはたった1年でプロ以上の作品を作る花屋に変貌を遂げたのでしょうか?
その答えは今奈良社長の「想い」にありました。
■今奈良社長の想い
今奈良社長の想いは「多様化社会だからこそ、障がい者が活躍する世の中になってほしい」ということ。
今奈良社長は大阪でソーシャルワーカーとして障がい者医療・障がい福祉サービスに携わってきました。
障がい者施設で働いていく中で、障がい者の人達が働く施設が少ないということに疑問を抱き、心が前を向ける仕事、社会に復帰できる仕事とは何だろうと考えたそうです。
お花と人を通して、季節によって移り行く花で時間を感じ、やすらぎで心が癒され、誰かが喜んでくれることを想像しながら制作することによってこころが前を向ける。そういう社会復帰を目的とした日本初のドライフラワー屋さんをオープンさせました。
MITSUBAKOBOさんでは、制作は就労を希望される障がい者の方々が担当されます。
お花の力で社会に出て活躍していける事例を増やしていきたいという熱い想いにmedeluの代表を含めたスタッフ全員がとても心を打たれました。
そして、その想いに心を打たれたのはmedeluだけではありません。
お花の仕入れから販売用の資材の作成まで様々な会社が今奈良社長の想いに共感し、一つのチームとしてMITSUBAKOBOさんを応援しています。
お花の仕入れという側面で応援しているmedeluの親会社の株式会社hanami、
100%再生原料を使用した環境にやさしいサステナブルなショップバッグを提供している創業1935年の老舗包装メーカー星野株式会社、制作物のデザインを担当するプロのフローリストなど。
多くの人達が今奈良社長の想いの元に集まり、チームとして連携し、たった1年で一流の花屋へと変貌を遂げたのです。
障がい者アーティストによる作品
実際に制作している人達はどんな人でしょうか?
medeluのスタッフが実際にお会いさせていただいた人達は、集中力があり、とても丁寧な仕事をする人達でした。
MITSUBAKOBOさんで働かれている方は自分のこころにまっすぐで、純粋な方達です。
少しずつ丁寧に仕事をされます。花屋さんのように時間に追われることがないので、時間をかけてゆっくり作品をつくれるからこそ、一般の花屋さん以上の品質を担保できていました。
同じデザインで、同じ材料を使用しても作品にはそれぞれ個性が現れます。
MITSUBAKOBOさんで働く方は、一作業員ではなくアーティストととして活躍して欲しいという今奈良社長の想いでもあります。
こちらは夏らしいひまわりをメインにした、ミモザとラグラスの組み合わせがかわいいナチュラルなドライフラワーミニブーケ。お部屋の壁に飾ってもとてもおしゃれになりますし、大切な人の贈り物やギフトにぴったりです。
こちらは自家製ドライフラワーを国産無添加ワックスに閉じ込めたキャンドルランタンとサシェ。
美しい花の瞬間を閉じ込めたドライフラワーにした花びらを丁寧に一枚ずつ手作りで作業されています。
花の持つ美しい色合いが一枚一枚綺麗に照らされて、こころが温まるような灯りを楽しむことができます。
花が与えてくれる力
障がい者の方が普段働かれている環境は、誰でも出来る箱詰めのような仕事であまり笑顔が溢れることはないそうなのですが、MITSUBAKOBOさんで働かれている障がい者の方はお花がとても大好きで、笑顔で楽しそうに働かれていました。
medeluスタッフの問いかけにも笑顔で接してくれて、時には冗談も言ってくれました。今奈良社長のお話では、MITSUBAKOBOさんで働かれて社会に戻られる方は多いそうです。
お花の人に与える力の壮大さを改めて認識し、この力をもっと世の中に広げることで、たくさんの人に前を向いて生きる人生を過ごしてもらいたい。
そう考え、medeluもMITSUBAKOBOさんを応援させていただきたいと思いました。
MITSUBAKOBOさんの就労施設がもっとたくさん増えて、たくさんの方がまた社会と繋がれることを願って。
MITSUBAKOBOさんについて
MITSUBAKOBOさんは障がい者就労継続支援B 型事業所みつば工房さんが運営するドライフラワー専門店です。
障がい者の方とプロのフラワーデザイナーが、ドライフラワーでアレンジメントや雑貨などを製作し、クオリティの高い商品を店舗運営やネットショップを通してお客様に提供することで、お花と人を通して働くことの喜びやこころが前をむくことを目的としています。
ー Sustainable(サスティナブル)企業としての取り組み ー
SDGs(エス・ディー・ジーズ)の「持続可能な開発目標」「誰一人取り残さない」をテーマに、障がい者の方だからできる仕事の開発や、生花のロスフラワー問題の一助として、我々が得意とする「時間をかけて丁寧に」を活かした取り組みとして、ドライフラワー専門店を開設する運びとなりました。
ー ドライフラワーについて ー
ドライフラワーは生花として鑑賞したのちに枯れないようにドライフラワー加工をすると思われがちですが、”生花としてもっとも美しい状態でドライフラワー加工する”ことで、その魅力を最大限引き出し、長く楽しんでいただけます。 人の心を穏やかに・華やかにさせてくれるお花を、少しでも長く楽しめるように、自社でドライフラワー加工を行い、アレンジメントや雑貨を作成しています。
ー 障がい者就労支援について ー
多様化社会だからこそ、障がい者の方が活躍する世の中になってほしい、そんな願いを込めて障がい者就労継続支援B型事業所を運営しています。お花の仕事を通して、やりがいや生きがいを見つけ、継続的した仕事と収入を得て、自分らしい生き方ができることを目的にしています。 ドライフラワーの加工や製作は時間と手間が多くかかりますが、一つ一つ手作業で丁寧に仕上げる姿はまさに「職人」です。 お客様におもてなしの心が伝わることを想像しながら、ハンドメイドで仕上げています。
MITUBAKOUBOさんのサイトはこちら>>MITUBAKOUBO
MITSUBAKOBOさんでの商品の制作や販売の売り上げは障がい者の方の作業工賃として還元されます。
Instagramはこちら▼
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