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菊の生産者さんを訪ねて

お花を生産する人を訪ねて 2024.07.19

大分県豊後大野市にある日本最大規模の菊の生産者、有限会社お花屋さん ぶんご清川の鈴木 恵さんにお話しをお伺いしてきました。

medeluでも以前コロナ禍の中、産直キャンペーンにてご紹介・ご協力いただいております。
その際の花を愛でる人・花を育てるひとの声をいただいております、記事はこちらから

菊の魅力

菊は「マム」という名前で近年親しまれていて、medeluの定期便では咲き方に個性がある菊や、カラフルなスプレーマムなどを使用してます。

菊については詳しくはこちらの記事へ。
最近では品種改良や色々な色合いの種類も増えて、人気が高い花のひとつでもあります。


菊の特徴として、花持ちがよいので特に夏場は長く飾っていただけます。
ゆっくりと咲くので、咲く様子も楽しんで愛でていただくことができます。

菊のもっているイメージを変えていきたい

仏花のイメージが強い菊。
以前までは葬儀では菊以外にいろんな花が使われていました。
平成に切り替われるところから、葬儀=菊という使われ方が多くなっていきたそうです。

恵さんがこどものころの歌番組では、白い菊とか黄色い菊がブーケの花としても使われていたので、菊は花のひとつとして愛されていたことが分かりました。

お土産に渡したカラフルタピオカのような、かわいいマム

以前小学生が農園見学に来た際に、「この花きれいだから好き」と言ってくれたことがとても嬉しかったとお話してくれました。

菊を好きな花のひとつとして、もっとたくさんの人に好きになってほしい!
バラが好き、ヒマワリが好き、キクが好きと・・仏花だけではなく、好きな花としていろんな使い方をもっとたくさんの人に知って欲しいという想いも教えていただきました。

恵さんが大分放送にもインタビューされている動画がございますので、こちらからぜひご覧ください。

近い未来、花の生産者について

ひなまつりにカラフルなスプレーマムで華やかになります

今年に入ってから菊の相場が下がっています。
相場が下がるということは、生産者さんには大変つらい状況になります。
そうなってしまうとこの先半年、後継者がいない生産者さんは辞めていく人が増えてしまうことが予測できるという、壊滅的な状態です。

これからは飾る人のニーズに合わせて菊を作っていきたい、作る人も飾る人も、しっかり話し合って、安定した生産をしていきたいとお話ししていただきました。

medeluの想い

今回のお話しをお伺いして、菊=仏花という固定概念が自分たちの体にとても沁みついてしまっているということを再確認しました。
インタビュー後に、まず身近な菊はどのくらい存在しているのか?を実際に確かめてみたく、花屋さんとスーパーで仏花として売られている菊を集めて購入してみました。

購入してみると、わたしたちの身近にこんなに種類の多いお花があったんだと気づかされました。
色数が多く、スプレーマムが多いので切り離して小さく飾るのにはとても良いかもと感じました。

生産者さんの想いと、花を愛でる人の想いをつないで、時代にあった花の生産を未来につないでいけるようにしていきたいと思いました。
この記事を読んでいただいている皆様に、この機会に菊に少し興味を持っていただき菊についてもっと好きになっていただけたら嬉しいです。

また、今回インタビューにいただいた 鈴木 恵 さんが魅力あふれる人なので、ぜひ恵さんのことを花を愛でる人にも知っていただけたら嬉しいです。
恵さんについての記事もございますので、ぜひこちらからご覧ください。

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