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西日本最大のガーベラ産地を訪ねて
お花を生産する人を訪ねて 2022.06.22福岡県久留米市 広川町の山下 勝一さんが栽培するガーベラ農園にお伺いしてきました。
山下さんは50~60種類を栽培されており、高品質なガーベラを生産されています。
広川町は、ガーベラの生産量が西日本1位で生産品種は約160種ほどあります。
市場の方が「すごい生産者さん!」と誇らしく語る、ガーベラの生産では知らない人はいない生産者さん。
種苗メーカーから新品種などの育成を山下さんにお願いして、育成後全国からガーベラ生産者さんが視察に来るそうです。
初めてお会いした山下さんはガーベラのように、にこっと笑顔がとっても素敵な方でした。
さっそく、採花したばかりのガーベラが私たちを出迎えてくれました。
とても綺麗で多彩な美しさに一瞬で心を奪われます。
こんなガーベラ柄のワンピースがあったら着たいな!という想像力まで膨らみますね。
お花が出荷されるまで
採花されたガーベラは一本一本手作業で仕分けされます。
ガーベラは繊細なお花なので、市場に届くまでに姿を変えないように優しく丁寧に取り扱われており、後処理などにも工夫を凝らされています。
この日はとても暑い中お一人で作業されていました。
丁寧に仕分けされたガーベラは、出荷準備のためトラックに積まれて待機しています。
「3月はガーベラの注文が多くて出荷が大変だったよ」と暑い中爽やかに語る山下さん。
3~4月は卒業式、入学式などお花の需要が高まる時期。
生産者さんが愛情込めて一生懸命栽培されたお花、今年の春もたくさん見ることできました!
ありがとうございます。
出荷が大変な背景にはガーベラの生産者さんが減少傾向にあるため、、需要と供給があっていない点も問題として挙げられていました。
最近は丸いフォルムが可愛いポンポン咲きのガーベラが人気だそうです!
規則正しく幾重にも折り重なる花びらに、グラデーションの色合いが美しさを際立たせます。
太陽みたいなガーベラは、手を広げた大きさくらいの大輪のお花です。
こちらのレモンイエローのガーベラはサンディという、ブライダルに人気の品種です。可愛く元気をもらえますね。
品質の良い国産のお花
山下さんが作られているガーベラは丁寧に扱われており、多品種高品質で人気なのもの納得です。
品質の良い国産の花は、蕾から花が咲くまでの成長を楽しむことができ、生産者さんと市場から直接仕入れたお花をお送りするので、新鮮で日持ちのしやすいお花をお届けすることができます。
輸入花は、今まで出会わなかったお花との新しい出会いがある反面、輸送のために加工や時間もかかるため、国産のお花に比べて品質を保つことが難しい点もあります。
すぐ予測できる未来に私たちができること
現在お花の生産者さんは減少傾向にあり、これからの20~30年の間に殆どの生産者が日本からいなくなってしまう
予測がたてられています。
生産者さんの減少に伴い、お花の生産額も減りますので日本に広まる花の殆どが輸入に頼ることとなります。
今の子供たちの未来には、この美しい国産のガーベラが見られなくなってしまうかもしれません。
将来お花屋さんになりたいという子供たちに日本で育ったお花を残してあげていきたいです。
今、私たちに何ができるでしょうか。
今回視察させていただいたことで、改めて花農家さんや市場、お花屋さん、お花を飾るお客様、お花に関わる全ての人がひとつの線でつながっていることを実感しました。
そして繊細なお花を扱うのにとても苦労と努力をされています。
お花に携わる人たちはとても笑顔が素敵です。
medeluはその笑顔を未来の子供たちにもつなげられるように、お花を愛でることで未来にゆたかさを残していきたいと想い、取り組んでいきます。
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